圓光寺 家康が作った学問所の紅葉

曼殊院から圓光寺、詩仙堂へ。
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林の小道を抜け、武田薬品薬草園(非公開)傍の小道をてくてく歩きます。
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牧歌的な風景。圓光寺は通りから少し高いところにあるので、北山・鷹峯方面の山々が見渡せます。
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徳川家康が教学(それぞれの宗教宗派の立場から、自らの宗教を研究する学問)の発展を図るために設立した学校がはじまり。
家康より送られた当時の木製活字を数多く保存、重要文化財に指定されています。東京国立博物館(上野)で行われた大徳川展で木製活字を見ましたが、当時の出版技術に驚嘆!
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入口からすぐのところにある襖絵「四季草花図」でまず目の保養。
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十牛の庭(石が十頭の牛を表す)は緑苔上に一面の紅葉。
あえて散紅葉。紅葉ピークを少し外して出掛けても、ハッとする風景に出会えます。
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洛北最古の池、栖龍池(せいりゅうち)
誰もいない、シャッターチャンスだ!ぐるっと池を一周してハイ!オッパッピー♪(我ながらおバカすぎる、、)
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境内には澄んだ音を響かせる水琴窟も。
竹と楓のコラボ。この景色からは感じるのは公家ではなく武家文化。
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圓光寺(えんこうじ)
京都府京都市左京区一乗寺小谷町13
MAP
TEL:075-781-8025
9:00〜16:30
拝観料¥400
叡山電鉄一乗寺駅→徒歩15分
またはJR京都駅→市バス5系統で41分、バス停「一乗寺下り松町」下車、徒歩10分

光悦寺 江戸時代最高芸術家の住まい

光悦寺は、江戸時代きっての文化人・本阿弥光悦が1615年(元和元)に徳川家康から鷹峯の地を与えられ、一族や多くの工芸職人と芸術村を営み、本阿弥家の先祖供養のため位牌堂をもうけたのがはじまり。光悦没後、その住まいが寺に改められました。
生垣に囲まれた敷石の参道から趣があります。
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アップダウンのある境内には7つの茶室が点在。住んでいたら足腰鍛えられそう。
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茶室・太虚庵(たいきょあん)を囲む竹垣は、「光悦垣」と呼ばれる太い竹を斜めに組んだ独特のもの。
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楓が多く植えられており、言わずと知れた紅葉の名所。
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散り際の白椿。紅葉の中で増す美しさ。
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広い境内をより広く感じさせる鷹峯三山(鷹ヶ峰、鷲ヶ峰、天ヶ峰)の眺望。
光悦率いるデザイン集団もこの景色を眺めていたのか。
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光悦寺(こうえつじ)
京都府京都市北区鷹峯光悦町29
MAP
TEL:075-491-1399
8:00〜17:00
拝観料¥300
11月10〜13日休

京都市営地下鉄北大路駅→市バス北1系統で15分、バス停「鷹峯源光庵前」下車、徒歩3分

曼殊院門跡 雅なリトル桂離宮

鷺森神社から森の小道、住宅地をてくてく歩いて曼殊院へ続くアカシヤと楓の並木へ到着。
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曼殊院のはじまりは最澄が鎮護国家の道場として比叡山に創建された一坊。曼殊院門跡の門跡とは皇室一門の方々が住職であったことを意味するそうです。
↓勅使門は高い石段の上に西に面して立つ曼殊院の正門(頭も尻も隠さずの私、一応隠れているつもりだったのに、、)
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建物を囲む紅葉を眺めながら通用口庫裡へ向かいます。
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江戸時代に現在の地に移り、堂宇は「小さな桂離宮」と呼ばれたそうです。建立したのは良尚法親王(桂離宮を造った八条宮智仁親王の次男)
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大書院前は遠州好みの枯山水庭園。
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点在する丸く刈られた霧島つつじ。宮崎県が原産で、小ぶりの深紅の花を咲かせる(5月はじめ)。他にも椿、梅、ソメイヨシノ、リンドウ、サザンカなどの四季を通じて花が咲き、枯山水庭園を彩ります。
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曼殊院門跡(まんしゅいんもんぜき)
http://www.manshuinmonzeki.jp/index.html
京都府京都市左京区一乗寺竹ノ内町42
MAP
TEL:075-781-5010
9:00〜17:00(受付〜16:30)
拝観料 ¥500(高校生¥400 中小学生¥300)
駐車場 50台無料(普通車のみ)

鷺森神社 北白川紅葉散策のはじまり

鷺森神社は修学院、山端一帯の氏神で、八坂神社と同じ素盞鳴尊(すさのおのみこと)を祀る1,100年余前に創建された古社です。応仁の乱で罹災後、比叡山麓から現在の修学院離宮の山林へ移り、離宮造営のため2度目の移転先、鷺の杜に社地を賜り現在の鷺森神社となります。
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照射の加減なのか3色の楓を見ることができます。
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鷺森神社の参道は(今のところ?)隠れた紅葉スポット。春の桜、新緑の頃もオススメです。
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閑静な境内には、荘厳な本殿のほかに修学院離宮ゆかりの石碑などがあります。(本殿は神様がいらっしゃると思うと真正面から撮影できません、何となく)
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修学院・北白川はお気に入りエリア。鷺森神社参道をスタート地点に曼殊院、圓光寺、詩仙堂などを巡ります。
では鷺森神社の森を抜け曼殊院へ向かいましょう(徒歩で20分くらい)
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鷺森神社の名前は神社の森に鷺が集まっていたことから付けられたそうです。 そういえば京都府立植物園で花見をする鷺を間近に見たなぁ。(その記事はこちら)

鷺森神社(さぎのもりじんじゃ)
京都府京都市左京区修学院宮ノ脇町16
MAP
TEL:075-781-6391
自由参拝
叡山電鉄修学院駅下車 東へ徒歩9分
市バス修学院道 徒歩7分
駐車場有(無料)5台

源光庵 悟りの窓、迷いの窓

源光庵は、1346年南北朝時代、大徳寺の高僧・徹翁国師が隠棲の地として開いたのがはじまり。臨済宗の寺として創建されましたが(京都の禅寺は臨済宗が多い)、1694年(元禄7年)卍山(まんざん)道白が曹洞宗に改宗し、再興しました。
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源光庵といえば「悟りの窓」と「迷いの窓」
丸が悟りの窓で禅・円通(仏語)・心理の世界を、四角が迷いの窓で四苦八苦・人間の一生涯の苦悩の境地を表しているそうです。
2つの大窓の前に座り沈思黙考、四角から丸へ目を移しながら「人間、歳を重ねるごとに丸くならなくては」なんて自戒する私。
(紅葉シーズンはなかなか落ち着いて眺めることはできませんが)
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ガラスに映る紅葉もきれいで。
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源光庵といえばもう一つ、伏見城の遺構である廊下の血天井。「桃山の血天井」とも呼ばれ、徳川家康の家臣鳥居元忠一党が自刃した時の返り血が生々しく残っています。

源光庵(げんこうあん)
京都府京都市北区鷹峯北鷹峯町47
MAP
TEL:075-492-1858
9:00〜17:00
拝観料¥400
市バス「鷹峯源光庵前」下車すぐ
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